イールドカーブはFRBと市場の殴り合い
ハゲてても億り人になるぞーーー!!!
どうも。ハゲです。
イールドカーブについて、ちょびちょび書いていきます。暇があったら直すと思います。
イールドカーブのフラット化とは、イールドカーブの傾き(差)がなくなる事を言います。
利回りの数字は、短期利回り=長期利回り,となります。
逆にスティープ化とは、イールドカーブの傾きが大きくなることを言います。短期利回りが上がる早さよりも長期利回りが上がる早さのほうが早いとき、スティープ化が起こりやすいです。つまり、短期国債よりも長期国債が売られている状態です。
利回りの数字は、3ヶ月<6ヶ月<1年<2年<5年<10年<30年となる。
下図の青線は、1年,2年,5年が逆イールド状態ですが、状態になる前にフラット化が起こります。赤線は、順イールド状態でここから更に10年,30年国債が売られることで利回りが上がりスティープ化していきます。
イールドカーブのフラット化とスティープ化に対しての市場の動き
イールドカーブがフラット化した場合は、景気の減速もしくは後退の入り口が近いと考えられ、リスクオフになりやすいです。つまり、株指数や株価、ポンドやユーロからお金が抜けやすいです。新興国市場からも資金が逃げて、安全資産であるアメリカ国債や日本国債、スイスフラン、円が買われる事が多いです。
次にスティープ化した場合ですが、逆イールド状態がより遠のいた状態ですので、リスクオンになりやすいです。長期国債が売られている状態ですので、国債から資金が逃げて株や新興国通貨、ユーロ、ポンドにお金が流れます。
※利回りについてですが、国債が売られると需要が下がるため上がります。ですが、国債が売られているため、価格は下がります。
※短期利回りはFRBによるコントロール、長期利回りは市場によりコントロールされています。
イールドのフラット化とスティープ化の根源
イールドカーブのフラット化が起きる根源として、一般的には長期国債が買われすぎ、もしくはFRBによる利上げが多すぎる事が原因です。
実体経済とは異なり、世界情勢が良くないときにリスクオフ国債が買われやすいです。しかし、短期利回りはFRBがコントロールしているため変化しにくいので、長期国債の利回り変動によって需要の度合いが可視化されます。
FRBによる利上げが多すぎる場合は、簡単に言えばFRBと市場参加者のすれ違いです。FRBは金融引き締めをするべきであり、バブルを起こさないために利上げを行います。しかし、市場参加者がFRBと同調しない場合や、FRBが市場を観察できていない場合にこれが起こります。FRBは引き締めのために短期利回り上げる。市場参加者はリスクオフのために長期国債を買うことにより、フラット化します。
スティープ化の根源として、長期国債の買い手不足と考えるのが妥当です。
これは、長期的に資金を眠らせておくよりも、株などのリスク資産に資金を流したほうが、利回りが良い場合や、FRBが金融緩和しすぎている場合が多いです。
https://finance-gfp.com/#st-toc-h-4
https://traders-fx.com/marcket04/
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=57481&pno=2?site=nli